Frameworkのサンプルその2
- 2010/05/05
- 13:31
前回のHelloWorldサンプルに動きを加えてみましょう
今回は前回使ったフレームワークの土台となるIApplicationクラスだけでなく
dejavuで提供しているライブラリをさらに使って、簡単に色つきの四角が斜めに動く アプリを作っていきます
四角を描画する準備をする
まず、四角形を描画する準備をCanvasクラスに追加していきます
- com.dejavu.ui.stuff.Graphics: dejavuライブラリのクラスを簡単に描画するためのGraphics委譲クラス
- ColorBox: 色つきの四角形を作成するクラス
- MovePoint: dejavuで作成した四角、点を簡単に移動するためのクラス
まず、四角形を描画するためには、X,Y座標と幅、高さが必要となります。それらをひとまとめに設定するように下クラスがBoxクラス。さらに色設定もまとめたクラスがColorBoxクラスです。
次にその四角を、指定範囲内だけ動かせるように制御するクラスがMovePointクラス。基本的に何処に描画しても構わないのであれば、不要ですが、今回はすこしずつ移動させたいということもあり、無限に移動させることもエラーの対象になりますので、これを使用し制御します。
最後に、最初に描いたGraphicsクラス。こちらも基本的には不要で、doja提供のGraphicsクラスでもBoxクラスを使用して記述することは可能ですが、座標、幅、高さの設定なしで描画できるクラスが用意されていて便利なのでこちらを使用します。
まず、各クラスの作成と、動作用メソッドの作成までをスクリーンキャストで御覧下さい
increment~はその名の通り、1ピクセル座標を足すメソドです
old系は、1ピクセル前の座標に背景色を塗り、残像が残らないようにする対処です
実行してみる
最後に、もともと記述していたviewメソッドに、今回の四角クラスを描画する処理に上書きして実行してみます
最後にmovePointの制御範囲を変えてみました。X,Yが100ピクセルのところで止まっています。
このような感じで動きのあるような処理も大体40ライン位で記述することができます。
できれば、次回はさらに、dejavu最大の特徴であるSceneControllerをおみせできればよいなと思っています。
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